[展覧会] 歴史の歴史 杉本博司@金沢21世紀美術館
6月 12th, 2009 | Published in Report
杉本博司 「歴史の歴史」
いや~。凄い。凄いのだが、数年前の森美術館の展覧会を頭において、見てしまうと、若干(あくまで若干)期待がハズレたと、最初思ってしまった。
当初、杉本博司作品を中心に収集品が一部だと思っていたのですが、収集品7割、作品3割的な感じで、どう鑑賞してよいかわからず、軽くパニックになりました。
その後、一通り見た後に、スタート展示室に戻り、頭の中を整理させリスタートしました。
そうすると、、、。
杉本博司が描く時間への観念が少しだけど見えてきました。
「放電場」や「海景」が持つ時間が発生する瞬間への想いやインスタレーションとして展示されていた「反重力構造」が時間が経てきたというビジュアルに展覧会の形が見えてきたのです。
収集された品が持つ「時間」と杉本博司の中で描かれた「時間という観念のビジュアライズ化」その2つが「歴史の歴史」というタイトルに結びつきました。
「反重力構造」の展示室に約20分、「放電場」の展示室に約20分、「海景」の展示室に約20分それぞれの展示室の作品に身を囲まれ、想いをはせている時間は凄く有意義な時間でした。
ただ、定義するのが難しいが美術という枠でビジュアルのみでインパクトを受けやられるというのには程遠く、正直禅問答をしているような錯覚に陥りました。
先月、直島で「護王神社」で受けたようなインパクトには及ばなかった、、。
(護王神社では自分たちの他に人が居ない状況だったって言うのもあるのかも知れませんが、、。)
ビジュアルとして言葉にはならない感動や作家の観念を伝えるには、作家の観念が深ければ深いほど、展示というインスタレーションの中で、ある程度「言葉(展示方法としての言語認識できるような見せ方?)」が必要になってきてしまうのだろうか、、、?
ビジュアル表現だけで文脈無しで感じ取れる現代アートは存在しえないのだろうか、、?
とりあえず小難しく考えすぎてこのブログも乱文になってしまいました、、。
すんません。
