ポートレートのお話し。雑誌PHOTOGRAPHICAより。

PHOTOGARAPHICA 2009 SPRING VOL.14
若木信吾特集号を改めて読んでみて。ポートレートとは?という問いを考えてみた。

数年前に休刊になってしまった写真雑誌。

20150122

なぜこの2015年というタイミングで改めてこの雑誌を手にとったのだろう。

それは、ふとした瞬間、「人を撮る」いわゆるポートレートというものに

僕自身改めて考えてみたくなるそんな瞬間だったのかも知れない。

 

この雑誌が発刊されたのが2009年。

今から6年ほど前。

それでも、若木信吾の撮影した写真が古く感じなかった。

 

そして、インタビュー記事の中でかかれている

「写真家は何が残るかということに敏感にならざるを得ない」

その言葉がアタマから離れなくなった。

 

僕はこのサイトのABOUTページで「ポートレートを撮り続けたい」と宣言した。

その撮り続けたい「ポートレートが残っていくこと」というコトはなんとなく、フワッとした思いでは持っていたけど、言葉で書かれているとアタマに焼き付く。

 

記事の中では

若木:・・・・残っていくことについて考えてしまいますね。「ポートレートに死を感じる」ってよく言いますよね。それって、まさに、“何が残っていくか”ということで、いなくなってしまう人の写真をどうやって保存していこう、どうやって伝えていこう、ということをどうしても考えてしまう。

 

ここで語られた「ポートレートに死を感じる」という言葉は今僕が記念写真としてウエディング撮影や家族写真などとはほど遠い言葉の様に思うけど、写真を撮られる瞬間と、撮られるまでのそれまでの時間の積みかさねという、いわゆる過去を写真にとじ込めてしまうコトが、通じる部分だなって、共感してしまう。

その過去の時間を未来に見る人、

ウエディング写真やエンゲージメントフォトであれば、将来の子供たちや、老いた自分たち。

過去という過ぎ去り無くなった時間。

 

この時間を保存して伝えていくという行為に敏感なる。

まさにその通りだなって。

 

「キッカケになれたらな。」

このサイトのコンセプトページではAURACROSS Photo Directionが考える「ポートレート写真」それは「キッカケ」です。と書きました。

写真が残っていくこと、

残してもらえる写真を撮ること。

残していく方法。

それを毎回心に刻み、

 

残った写真を手にする人達が

家族で、

夫婦で、

友人同士で、

いつか未来に、写真を中心に会話をしている状況を想像しながらポートレートを撮影する。

 

そんな思いで写真を撮っています。


最後までお読み頂き、誠にありがとうございます。
アウラクロスについて詳しくは「About」ページと「Concept」をご覧ください。

フォトウェディングや家族写真などの撮影は2016年2月26日より「Dot・Graph」にて撮影させて頂きます。
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Photographer / Photo Directer 前田龍央


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2015-01-22 | Posted in Blog, BooK, ColumnComments Closed 

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